ゲンノショウコ

現の証拠

双子葉、離弁花、 フウロソウ科、 フウロソウ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:30〜60センチ
茎は細くて、地を這うか他のものにもたれる。 茎の上部や葉柄、花柄、萼には毛が多く、腺毛が混じる。
葉は葉柄が長くて対生し、 上部の葉は掌状に3深裂し、下部の葉は5中〜深裂し、 両面に毛がある。 若葉には紫色の斑点がある。
花は5弁で、直径は1〜1.5センチあり、 葉腋から出る長い柄の先に2つつき、紅紫色または白色である。 雄性先熟で、雄しべの葯が落ちる頃に雌しべの柱頭が開き始める。
刮ハは5個の球が寄り集まり、 その中心部に先のとがった長い突起が立った形をしている。 熟すと黒くなって、刮ハが5裂し、 反り返った突起の裂片が種子を巻き上げる。
下痢止めの薬となる。

花柄や萼などに毛が多い。


花弁は5枚。白い花。


赤い花。萼片も5枚。(2016/10/27)


関東には白い花が多く、関西から西は赤い花が多い。


紅紫色の花。




下や横を向いていた蕾が咲くときは上を向く。 上の花はまだ雌しべが開いていない。下の花は雌しべが開き始めている。 (2018/9/30)


雌しべの先が5裂し始めており、雄しべの花粉はまだ落ちていない。 (2017/7/29)


雄しべはもう花粉が落ちている。雌しべは先が開ききっている。 (2022/10/29)


果実ができはじめている。 (2017/9/30)


下部の葉は掌状に5深裂する。(2015/6/15)


上部の葉は掌状に3深裂する。 (2008/9/28)


蕾では花弁が巻いている。葉柄にも毛が多い。


朔果は細長くとがり、基部がふくらむ。


熟すと黒くなる。 (2022/10/29)


枝は二股に分かれるものが多い。


果実が色づき始めた。(2022/10/20)


刮ハが黒くなって5裂し、反り返った突起の裂片が御輿の屋根のように巻き上がる。


巻き上がった裂片の先に種子が付いていて、撒かれる。(2016/10/27)


種子は長さ3ミリぐらいの楕円形。(2022/11/12)


熟すと萼などが赤くなる。<2015/10/28)


(2015/9/29)


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