エンドウ

豌豆

双子葉、離弁花、 マメ科、 エンドウ属、1,2年草。 用語説明
花期:春
茎は中空で柔らかく、ロウ物質に覆わており、 葉が変化した巻きひげを出して他の植物などにからむ。
葉は葉柄を持ち互生する3出複葉であるが、小葉より大きな托葉が 茎を深く抱いて対生し、 3出複葉の頂葉は巻きひげとなっているので、 葉が対生しているように見える。小葉は卵形で葉柄に対生し、 ロウ物質に覆われている。
葉腋(エンドウの場合は托葉のある部分)から出る長い花柄に、 旗弁2枚、翼弁2枚、竜骨弁(合計5枚)をもつ蝶形花を横向きにつける。 花柄の先が2つに分かれて、花を2個つけることも多い。 色は白か紫が多いが、赤もある。 大部分は自家受粉する。
豆果は種子を5個ぐらい持つ。未熟のうちはサヤエンドウとして食べる。

耐寒性があり、秋に種まきして翌春収穫するが、寒冷地では 春まきすることもある。



3出複葉(右下)の基部(中央)に大きな托葉が茎を抱いて対生している。


赤い花。 (2018/6/7)


紫色の花。 (2018/6/7)


白い花。


上向きの大きい2枚が旗弁、左右の2枚が側弁、
それに挟まれた部分に竜骨弁と、雌しべ、雄しべがある。 萼片は5枚(右上参照)。 (2009/3/11)


扁平な若い豆果はサヤエンドウとして食用にされる。


ひげづるでからむ。


ツタンカーメンの墓で見つかったと言われる紫色のエンドウ。(2015/5/6)


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