アズマイチゲ

東一華

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 イチリンソウ属、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:15〜20センチ
別名:ウラベニイチゲ
林縁や林内に生え、根茎が横にのびて紡錘形にふくらみ、群落をつくる。
根生葉は2回3出複葉で (すなわち、3出複葉が3枚出るとみることもできるし、 3出複葉の小葉がさらに3深裂すると見ることもできる)、 小葉はさらに深裂する。 茎葉は3出複葉が3輪生し、短い葉柄がある。 小葉は長さ2〜3センチの卵形で鈍鋸歯があり、 柔らかくて、垂れ下がる。 初夏には葉がなくなる春植物(スプリング・エフェメラル)である。
茎先から短い花茎を出して、 直径3〜4センチの花を1つつける。 花弁はなくて、 白くて細長い萼片が8〜13枚花弁のように開き、裏が紫色を帯びることもある。 雄しべは白い。 日差しが陰ると花はとじる。
果実は卵形のそう果が金平糖のように集まったもので、 ケキツネノボタン の果実に似ている。

(2016/4/15)


茎葉は3出複葉が3輪生し、垂れ下がる。(2016/4/15)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る