アメリカオニアザミ

アメリカ鬼薊

双子葉、合弁花、 キク科、 アザミ属、花は筒状花のみ、2年草。 用語説明
花期:夏〜秋 6月〜9月
高さ:0.8〜2メートル
別名:セイヨウオニアザミ
荒れ地や草地などに生える帰化植物。 大柄で全体に鋭い棘がある。
根生葉は羽状に深裂し、ロゼットとなるが、 花期にはなくなる。 茎は太くて高くのび、鋭い棘のついた翼があり、 上半部で分枝する。
茎葉は披針形で羽状に裂け、裂片には鋭い棘があり、 基部は茎を半ば抱いて、互生する。
枝先に直径3〜4センチの頭花が数個上向き〜斜め上向きにつく。 総苞は球形で、総苞片の先に出る長くて鋭い棘に覆われる。 花は筒状花のみで、淡紅色である。
果実は熟すと淡褐色になり、白い冠毛のある細長いそう果が現れる。
棘が鋭いので、家畜も食べず、除草も厄介である。 日本には北米から来た穀物や牧草などに混入して、 1960年代に入ってきた。 スコットランドの国花となっている。
ヨーロッパ、中東、中央アジア等原産。

(2015/6/13)


花は淡紅色。 (2013/6/22)


全体に鋭い大きな棘があり、総苞は球形。 (2015/6/13)


棘の基部は緑色であるが、先は灰色となっていて、固い。 (2013/6/22)


茎は太くて翼がある。 (2015/6/13)


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