シャリンバイ

車輪梅

双子葉、離弁花、 バラ科、 シャリンバイ属、常緑、低木〜小高木。 用語説明
花期:春 5月
高さ:1〜4メートル
潮害に強く、海岸の近くに生えることが多い。
樹皮は灰褐色でほぼ平滑である。 小枝は輪生状に密生し、若枝には褐色の軟毛がある。
葉は枝先に密に互生し、長さ4〜8センチの長楕円形〜倒卵形であり、 厚い革質で、浅い鋸歯がまばらにある。 先は丸いものが多いが、とがったものもある。
枝先から出る円錐花序に直径1〜1.5センチの白い5弁花を 多数つける。花弁の先は丸く、萼片は卵状三角形で、 褐色の軟毛が密生する。
果実は直径約1センチの丸い梨状果で、白い粉がふいていて、 晩秋に黒紫色に熟す。
種子は直径7〜8ミリで丸い。
葉に浅い鋸歯があるものをシャリンバイ(別名タチシャリンバイ)、 葉先が丸くて鋸歯の少ないものをマルバシャリンバイと区別していたこともあるが、 中間的なものもあって、そのように区別されることは少なくなった。

(2012/10/16)


花は白く、花弁は倒卵形で先が丸いことが多い。

葉は厚くて光沢がある。 (2018/9/28)


熟しつつある果実。 (2015/10/22)


果実は梨状果で、熟すと黒紫色になり、粉をふく。


葉は互生するが、枝先に密につき、輪生しているように見える。


枝先がのびると輪生でなく互生であることがはっきりわかる。 (2008/12/26)


浅い鋸歯がある。(鋸歯のはっきりしない葉も多い。)


若葉は赤みをおびる。 (2009/3/30)




マルバシャリンバイ。この個体は鋸歯はないが、葉先は必ずしも丸くない。(2016/10/15)


マルバシャリンバイ。(2016/10/15)


樹皮は灰褐色。この個体はマルバシャリンバイとされている。(2016/10/15)


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