ナンテン

南天

双子葉、離弁花、 メギ科、 ナンテン属、常緑、低木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:1〜2メートル
樹皮は褐色で縦溝がある。 幹は束生して直立し、枝分かれせず、直径は2センチぐらいであり、 切り口は黄色い。
長い葉柄を持つ3回奇数羽状複葉が幹の頂に集まって互生する。 小葉は長さ3〜7センチの披針形で、全縁で光沢がある。 冬に紅葉することが多いが、落葉はしない。
初夏に枝先に長い円錐花序を出し、白い小さな花をたくさん咲かせる。 萼片は多数あって鱗状に並ぶが、開花後早く落ちる。 花弁は6個、雄しべも6個あり、雄しべは黄色い。 雌しべは長楕円の棍棒状。
初冬に丸い液果が赤く実り、咳止めの薬の原料となる。
果実が黄白色の変種はシロミナンテンと呼ばれる。
矮生種のオカメナンテン(オタフクナンテン)は、 高さ40〜50センチで成長が遅く、冬の紅葉が美しいが、 ほとんど結実しない。
葉や果実は有毒で食べられない。



幹は細くて直立し、3回奇数羽状複葉が互生する。 (2015/2/21)


小葉は全縁の披針形で、革質で光沢がある。葉裏は淡緑色。(2014/11/16)


枝先から出る円錐花序に白い花が多数咲く。 (2010/6/25)




花は6弁で雄しべは黄色く、雌しべは棍棒状。


多数の萼片が蕾を鱗状に覆っている。 (2010/6/25)


開花すると萼片は落ちる。 (2010/6/25)


雄しべの中心筋は先の方から褐色になってゆく? (2015/5/25)


開ききった花では雄しべの褐色の筋が基部にまで達する? (2015/5/25)


果実は丸い液果。


冬中赤い実をつけるが、鳥に食べられて少なくなる。(2015/11/21)




秋に紅葉する。


冬も落葉しない。


幹は束生する。枝分かれしない。 (2021/8/10)


樹皮は灰褐色で縦筋がある。 (2021/8/10)


シロミナンテンは果実が黄白色。(2016/11/26)


オカメナンテン(オタフクナンテン)は矮生の園芸種。(2016/11/26)


オカメナンテン(オタフクナンテン):よく色づく。(2015/12/18)


オカメナンテンは成長が遅いのであまり手間がかからない。(2016/2/29)


オカメナンテンは丈が低いが、よく分枝して茂る。葉裏は淡緑色。(2022/11/12)


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