ナンキンハゼ

南天櫨

双子葉、離弁花、 トウダイグサ科、 シラキ属、落葉、高木。 用語説明
花期:夏 7月
高さ:約15メートル
樹皮は灰褐色で縦の裂け目があり、若枝や葉を傷つけると白い乳液がでる。
葉は長さ3.5〜8センチの菱形状卵形で、先がとがり、 全縁で互生し、裏面は緑白色である。
枝先にでる長さ6〜18センチの総状花序に、黄色の小さい花が多数つく。 上部には多数の雄花、下部には数個の雌花がある。 花弁はなく、萼は皿状で3浅裂する。
果実は3稜のある直径約1.5センチの扁球形の刮ハで、 10月〜11月に褐色に熟して裂開し、3個の白い種子が現れる。
種子は有毒であるが蝋がとれる。



偏球形で3稜のある刮ハがなる。


果実は熟してくると裂開し、蝋で覆われた白い種子が3つ現れる。


よく熟した果実は黒くなり、稜に沿って3裂する。(2016/11/26)




種子を包む白い蝋質のものは仮種皮(その中に褐色の丸い種子がある)。 (2019/11/16)


枝先に総状花序が出る。 (2018/6/19)


(2017/6/24)


花序は湾曲する。 (2018/7/14)


花序の基部に花柱が3裂した雌花が数個つき、その先に黄色い小さな雄花が多数つく。 (2018/7/14)


雌花は子房が膨らみ、雄花には2〜3ミリの柄がある。花弁はない。 (2018/7/14)


雄花には雄しべが3個ある。 (2018/7/14)


葉は先のとがった菱形状卵形であり、全縁で互生する。葉柄が長い。


葉裏は淡緑色。(2017/10/10)


若枝は緑色がかる。 (2015/10/12)

幹は灰褐色で縦の裂け目がある。(2016/10/15)


葉は先から赤くなる。(2016/11/26)


秋に紅葉する。


枝は屈曲しがちである。(2022/11/12)


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