マルスグリ
丸酸塊
双子葉、離弁花、
スグリ科
(以前は
ユキノシタ科)、
スグリ属、落葉、低木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:1〜3メートル
別名:セイヨウスグリ、オオスグリ
枝には、数枚の葉をつける短枝と、
短枝と葉をいくつも互生状につける長枝がある。
枝の節に長さ1センチ弱の鋭い棘があるが、棘は数年で落ちる。
葉はほぼ丸くて、3〜5浅裂し、基部は切形であり、
互生する(短枝では間隔が短いので束生しているように見える)。
縁には粗い鋸歯がある。
前年の葉腋に5弁の小さな鐘形の花が1〜2個咲き、
5枚の萼片が反り返る。花弁は白く、
長さ2.5〜4ミリのへら形で、直立する。
花柄には軟毛と繊毛が密生する。
萼筒にも毛がある。
(同属のスグリには毛がない。)
直径約1センチの丸い液果ができ、
不明瞭な縦筋があり、楕円形で褐色の種子を含む。
液果は8月には赤みを帯びて、
食べることができる(甘酸っぱい)。
晩秋には冬芽の下にすでに鋭い棘が用意されている。
大部分の葉は短枝につく。
(2009/3/30)
枝は灰褐色。棘はこの枝では落ちている。
(2009/3/30)
樹皮は不規則に薄く剥がれる。
(2009/3/30)
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