マンリョウ

万両

双子葉、合弁花、 ヤブコウジ科、 ヤブコウジ属、常緑、低木。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:0.3〜1メートル
常緑樹の林下など、木漏れ日の当たるような環境で育つ。 茎は直立し、上部にまばらに枝を出し、下枝は落ちる。 樹皮は灰褐色で、ほぼ平滑である。
葉は互生し、長さ4〜13センチの長楕円形で、厚くてつやがあり、 縁が厚くなって波状の鋸歯がある。
葉の脇や下から横広がりに出ている枝の先に、 10個前後の白い花を散形状に下向きに咲かせる。 花冠は5深裂し、裂片がそりかえる。 個々の花は1日花であるが、蕾が沢山あって少しずつ咲いてゆくので、 花と実を同時に見ることのできる時期がある。
冬中赤い球形の核果をぶらさげる。
白く熟すものはシロミノマンリョウ、 黄色く熟すものはキミノマンリョウと呼ばれる。

葉の縁が厚くなり、波打つような鋸歯がある。
樹皮はほぼ平滑であるが、果柄の落ちた痕が残る。


木漏れ日があたるような林下で育つ。(2022/4/8)


葉の脇や下から横広がりに出る枝に、赤くて丸い核果を多数つける。


散形花序に白い花を下向きに咲かせる。花冠は5深裂する。


黄色い3角状の雄しべに囲まれて、雌しべが突き出る。


横向きに出る細長い枝の先に数枚の葉と散形状に広がる果柄がつく。 (2016/12/2)


果実のついた枝は果実が落ちると落ちてしまう。 (2015/11/30)


幹は分枝しない。成長はきわめてゆるやかである。 (2009/1/8)


キミノマンリョウ。(2016/2/13)


シロミノマンリョウ。(2015/12/20)


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