カシューナットノキ
双子葉、離弁花、
ウルシ科、
カシューナットノキ属、常緑、広葉樹、高木。
用語説明
花期:秋〜冬 11月〜1月(早咲き)、あるいは
冬〜春 1月〜3月(遅咲き)
高さ:8〜15メートル
熱帯〜亜熱帯の植物で、寒さに弱い。
幹は直立して上方で分枝する。
樹皮は灰褐色。
葉は長さ約20センチの倒卵形で、全縁で光沢があり、
互生する。
枝先の散房花序に直径5〜15ミリの赤〜黄緑色の花を咲かせる。
花は5弁で、花弁は細長くで反り返り、
淡紅色の縦筋のあることが多い。
花托が肥大して5〜12センチの洋梨形の黄色〜赤色の果托となり、
その先に灰緑色の殻に包まれた勾玉形の堅果をつける。
この堅果の厚い殻(果皮)を取り去った部分(仁)をカシューナッツと言い、
果托をカシューアップルと言い、いずれも食用となる。
カシューナッツは脂肪だけでなく、ミネラルなども多く、
栄養豊富である。
カシューアップルは傷みやすいので、産地の近くで消費される。
生のカシューナッツには毒性があるので、
殻つきのまま天日で干し、スチームで蒸したあと、焙煎し、
果皮を取り除いて、やっと食べられるようになる。
中南米原産。
(2018/10/20)
葉は大きな倒卵形で全縁。
(2018/9/22)
葉裏は淡緑色。
(2018/9/22)
葉は枝先に互生する。
(2018/10/20)
樹皮は灰褐色。
(2018/10/20)
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