カンツバキ

寒椿

双子葉、離弁花、 ツバキ科、 ツバキ属、常緑、低木。 用語説明
花期:秋〜冬 11月〜2月
高さ:1〜2メートル
ツバキとサザンカの交雑種とみられている。 あまり大きくならず、枝は横に広がる。 日向を好むが、半日陰でも育つ。
樹高の低いものをハイカンツバキ、高いものをタチカンツバキ と言ったりする。
幹は灰褐色でなめらかである。
葉は長さ3〜7センチの長楕円形で、先が少しとがり、 鈍い鋸歯がある。 革質でつやがあり、無毛で、互生する。
花は枝先に単生して平開し、花弁は14枚前後ある。 雄しべは多数あって、黄色い。 花弁の色は赤や薄紅が多いが、白いのもある。 花が散るときは、サザンカと同じく、花弁がバラバラになって落ちる。
刮ハは球形で、中に褐色の殻に入った種子がある。
サザンカとの違いは、
・枝は上向きにのびるのではなく横にはること、
・葉先の尖りが鈍いこと、
・花弁の数が多いこと
などであるが、サザンカにも花弁の多い品種があるので、 区別はむずかしい。

タチカンツバキ。 (2009/12/28)


黄色い雄しべが多数あり、花弁の数が多い。 (2009/12/28)


タチカンツバキ。枝が横広がりとなる。 (2009/12/28)


樹皮は灰褐色で平滑。 (2009/12/28)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る