ハナヒリノキ

嚏の木

双子葉、合弁花、 ツツジ科、 イワナンテン属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:50〜150センチ
別名:クシャミノキ、アクショギ
山の林縁や岩場に生育する。 若枝は赤みを帯び、細毛の列が2つある。 幹は灰色となる。
葉は長さ3〜10センチの先のとがった楕円形で、 細かな鋸歯があり、互生する。葉の両面に毛があり、 鋸歯の先にも縁毛がある。 葉柄は1〜2ミリと短い。
新枝の先の総状花序に淡緑色で壺形の花が下向きに咲き、 壺の口は浅く5裂して反り返る。葯は褐色で花柱は太くて直立する。
刮ハは偏球形で上向きとなり、花柱が残る。 熟すと褐色になって5裂し、長さ1ミリ以下の小さい種子が現れる。
有毒で、乾燥した葉を粉にして虫退治に使った。 その粉が鼻に入るとくしゃみ(ハナヒリ)が出る。

葉は尖った楕円形でつやがあり、葉脈がへこむ。(2016/4/29)


縁毛のある微細な鋸歯がある。(2016/4/29)


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