エノキ



双子葉、離弁花、 ニレ科、 エノキ属、落葉、高木。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:約20メートル
樹皮は灰褐色で皮目がある。よく枝分かれして樹形は横に広がる。
葉は互生し、左右不相称な4〜9センチの広楕円形で、先が鋭くとがり、 鋸歯があって、厚くてざらつく。葉の基部から3本の脈が出る。
雌雄同株で、 葉の展開と同時に、新枝の下部に雄花が数個、上部の葉腋に両性花が 1つ開く。 花は黄緑色で小さい。花被片は4枚ある。
直径約6ミリの球形の核果がつき、9月に赤褐色に熟し、食べられる。
材は白く、建築材等に使われるが、狂いが生ずることもあり、腐りやすい。
天然のエノキタケができる(売られているものは白くて傘が小さいが、天然ものは茶色でぬめりが強く、傘も大きい)。 葉はオオムラサキ(蝶)などが好む。



新枝の下部に雄花、上部に両性花が咲く。(2016/4/11)


雄花。雄しべが4本開いている。(2016/4/11)


十字に開いているのが雄花、先で葉に挟まれているのが両性花。(2017/4/18)


両性花は子房がふくらみ、頂から雌しべが左右に開いている。(2016/4/15)


両生花。下方には雄花。(2016/4/11)


枝の基部にある細い棒は雄花の残骸(花柄)と思われる。(2017/4/18)


若葉。できつつある果実にはまだ花柱がついている。(2017/4/18)


葉は広楕円形で互生し、3脈が明瞭である。


編み目状の葉脈が明瞭。(2016/5/7)


葉脈が裏に突出する。(2016/5/14)


若枝には黄褐色の短毛が密生する。(2016/5/7)


葉腋から出る果柄の先に丸い核果がつく。


(2015/5/1)


秋に赤褐色に熟す。


(2017/10/10)




よく分枝して横に広がることが多い。


(2018/1/7)




環境によって楕円形の樹形となることもある。(2021/11/5)


虫こぶができる(エノキハトガリタマフシ(榎木葉尖り玉フシ))。(2016/5/14)


虫こぶ。(中に白くて太った小さい幼虫がいる。)(2016/5/14)


樹皮は灰褐色。




落葉高木である。 (2018/1/7)


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