ドクウツギ
毒空木
双子葉、離弁花、
ドクウツギ科 、
ドクウツギ属、落葉、低木。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:1.5メートルぐらい
幹は基部で分枝して株立ちする。
樹皮は褐色で皮目があり、枝は4つの稜をもつ。
葉は1つの枝に15〜18対対生し、羽状複葉であるかのように見える。
葉身は長さ6〜8センチの細長い卵形で先がしだいに細くなり、全縁である。
基部からのびる3本の葉脈が目立つ。
雌雄同株で、
春に前年枝の葉腋から総状花序を出して、マッチ頭のような
小さい花を多数つける。雌花には赤い花柱がある。
萼片は5枚ある。花弁も5枚あるが、萼片に隠れて見えない。
直径1センチぐらいの球形の液果状の実をつけ、
8〜9月に紅色から黒紫色へと変色して熟す。
液果のように見えるが、5個の分果からなるそう果であり、
外側の赤い部分は肥大した5枚の花弁である。
猛毒で、生葉24グラムで致死量になる。果実も葉も茎も口に入れてはいけない。
(2009/4/23)
葉
(2009/9/10)
葉は全縁で3脈が明瞭。若枝は赤いこともある。(2015/10/28)
葉に少し光沢がある。(2021/10/24)
幹は叢生し、高さ1.5メートルぐらいになる。(2021/10/3)
花
肥大した花弁に包まれた赤い果実ができる。Photo by H. O. (2000/6/15)
未熟な果実。(2017/5/2)
未熟な果実には花柱が残っている。(2017/5/2)
6月になっても未熟。(2017/6/6)
少し色が変わり始めた。
(2018/6/19)
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