バイカアマチャ

梅花甘茶

双子葉、離弁花、 ユキノシタ科、 バイカアマチャ属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 7〜8月
高さ:1メートル
別名:モッコバナ
林内の湿気のあるところを好み、 細い幹が多数株立ちする。
樹皮は灰褐色で、薄くはがれる。 若枝は緑色。
葉は長さ10〜22センチの長楕円形で先が長くとがり、 鋭い鋸歯がある。 基部は楔形で、葉柄は長さ1〜2.5センチであり、対生する。 両面に伏毛があり、裏面は帯白色となる。 葉には甘みがある。
枝先のまばらな集散花序に、白い装飾花と両性花を数個つける。 装飾花の萼は3〜4枚の萼片が皿状に合着したもので、 中央に小さな不稔の白い花をつける。 萼は花後に冬まで残る。 両性花は長さ3〜5ミリの花筒と、4つの三角形の萼片、ならびに、 卵形の肉厚で先のとがった4つの花弁をもち、白い。 両性花は下向きに咲く。 雄しべは多数あって葯は黄色く、花柱は2本突き出す。
刮ハは倒円錐形で、12月から翌年1月にかけて熟し、 裂開して、褐色で長さ約1ミリの種子を出す。

丸いのは蕾。 (2015/6/1)

花筒があって丸いのは両性花の蕾、左端と右端の小さいのは装飾花。(2015/6/15)



両生花には白くて厚い花弁が4枚ある。 (2017/6/29)


両生花には、黄色い葯のある雄しべが多数あり、 白い花柱が2本ある。 (2018/6/19)


花後に花柱が残っている。 (2018/6/19)


萼片は4枚あって、先が尖る。(2017/6/6)


右から、装飾花、両性花、装飾花、未熟な果実。 (2018/6/24)


葉は長楕円形で先がとがり、鋸歯があり、対生する。 (2018/6/19)


茎は細く、株立ちする。(2015/6/1)


葉柄の基部が赤い。 (2017/6/6)


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