オシダ科


シダ植物 用語説明
オシダ、ベニシダ、オニヤブソテツなどを含む。
羽状複葉で、日本のシダ植物では最も多くの種を含む科である。

オシダ 大きい1回羽状複葉を放射状に斜上させ、 葉身は紡錘形で先は尾状にのびる

ベニシダ 新芽は紅色と若い葉の胞子嚢は紅色を帯び、 葉は2回羽状複葉で、点状の胞子嚢が各小羽片に2列につく

ワカナシダ 紡錘形の2回羽状複葉を叢生し、 葉柄基部は黒褐色〜褐色の鱗片で覆われる。

ヤマイタチシダ 葉身は2回羽状複葉で、先はしだいに細長くなり、羽片に柄がなく、 小羽片はわずかに裏側に巻く

ミヤマイタチシダ 葉身は2回羽状複葉で、羽片に柄があり、小羽片に棘状鋸歯がある

ヒメイタチシダ 葉身は3回羽状複葉で、先はしだいに細長くなり、 小羽片は紙質で光沢は少なく、胞子嚢は丸くて縁よりにつく

イワイタチシダ 葉身は2〜3回羽状深裂し、深緑色で厚く、胞子嚢群は褐色で丸い

クマワラビ 葉身は1回羽状複葉で、上半部の羽片はやや縮み、胞子散布後に枯れる

写真 オクマワラビ 葉柄の基部に黒褐色の鱗片が密生し、 葉身は1回羽状複葉で、小羽片には鋸歯があり、先は丸い

ミヤマクマワラビ 葉柄の基部に黒褐色の鱗片があり、 深裂した羽状複葉が互生する

テンリュウカナワラビ 葉身は2回羽状複葉で、羽片は互生し、薄くて柔らかく、 緑色で光沢がある

イノデ 葉柄の基部に茶褐色の鱗片が密生し、2回羽状複葉でやや固くて光沢がある

オリズルシダ 羽片は三角状被針形で革質であり、 葉軸の先が長くのび、無性芽をつけてふえる

リョウメンシダ 葉は3回羽状複葉で、表裏が同じように明るい緑色をしている

ジュウモンジシダ 葉身は長い主軸の両側に小さい軸が出て、十文字のように見える

ヤブソテツ 葉は1回羽状複葉で、 羽片は基部がまるく先のとがった三角形で、 先端のは幅が広いが他のはほぼ同じ大きさである

メヤブソテツ 葉は1回羽状複葉で、羽片は幅広で鋸歯があり、 基部にとがった耳状突起がある

オニヤブソテツ 葉身は1回羽状複葉で、側羽片は鎌状長楕円形で厚く、深緑色で、 縁は不規則にうねり、全縁で、先端は尾状にのびる

ヤマヤブソテツ 葉は1回羽状複葉で、 羽片は先のとがった細長い三角形で、 基部に耳状の張り出しがある。

ヒロハヤブソテツ 葉は1回羽状複葉で2〜8対の羽片が対生し、 羽片は先のとがった卵状長楕円形で、基部はまるく全縁である

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