テッセン
鉄線
双子葉、離弁花、
キンポウゲ科、
センニンソウ属(クレマチス属)、夏緑、つる性、半低木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
茎は針金のようで、葉柄が巻いて木や草にからみつく。
前年にのびた枝の節から新しい枝を3〜7本のばす。
葉は対生し、1〜2回3出複葉で、小葉は全縁の卵形で、先が尖る。
葉腋から1〜2本出る長い花柄先に萼片からなる6〜8センチの
花をつける(花弁はない)。色は青紫か白で、
雄しべ、雌しべは多数ある。
テッセンは中国原産で、安土桃山時代に渡来し、萼片は6枚ある。
よく似た
カザグルマ
は日本の山野に自生しているもので、萼片は8枚ある。
クレマチスは、外国で交配されたセンニンソウ属の園芸種で、
さまざまの種類があり、その代表的原種がテッセンとカザグルマである。
クレマチスの萼片は6〜8枚で、八重咲きもある。
冬に咲く釣鐘形のクレマチスとして、アンスンエンシスとかガビサンハンショウヅルと呼ばれるものもある。
花後は花柱が伸びて羽毛のような毛のあるそう果をつける。
受精したものは基部が大きく膨らむ。
テッセン。(2015/5/10)
(2015/5/7)
小葉はとがった卵形。(2016/5/8)
葉柄でからむ。(1997/5/17)
毛玉のような果実ができる。(2017/5/28)
紫色の筋のあるのはクレマチス、青いのはテッセン。
以下のはクレマチスの一種。
八重咲きのクレマチス。(2015/5/21)
白いクレマチス。
クレマチスの花を裏から見ると、花弁のように見えたのは萼であることがわかる。
すなわち、テッセンやクレマチスには花弁状萼片があって、花弁はない。(2022/5/8)
クレマチスの基部は、断面は4角で色は暗褐色。(2021/10/3)
クレマチス・アルマンディは萼片が細長く、葉も細長い。
(2017/3/30)
クレマチス・アルマンディ。
(2017/3/30)
クレマチス - アンスンエンシス(ガビサンハンショウヅル)は釣鐘形の花が冬に咲く(2016/1/3)
アンスンエンシス(ガビサンハンショウヅル)(2016/1/3)
シルホサ(クレマチスの一種)は花が下向きに咲く。(2015/12/4)
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