テイカカズラ

定家蔓

双子葉、合弁花、 キョウチクトウ科、 テイカカズラ属、常緑、つる植物、木本。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
別名:マサキノカズラ
細い茎から気根を出して樹木や岩をはいのぼる。 茎には褐色の短毛が密生する。
葉は長さ3〜7センチの先のとがった楕円形で、革質で光沢があり、 対生する。 日当たりのよい上部の葉は全縁でやや大きく、 林床を這う葉は小さくて波状の浅鋸歯を有する。
日当たりのよい所では、初夏に葉腋から出る集散花序に、 芳香のある白い花をつけ、それはしばらくすると淡黄色になる。 花は高坏形で上部が5裂し、プロペラのようにねじれる。
秋に細長い円筒形の袋果を2つずつ果軸に直角につけ、 熟すと鞘が割れるように2つに割れて、 冠毛のついた細長い種子を風でとばす。
日当たりの悪い所では、小さい葉しか出ず、花は咲かない。
耐寒性や耐陰性がある。茎や葉を傷つけると、白い有毒な乳液が出る。
日本や朝鮮半島に自生する。



花は5弁で白く、花弁がプロペラのようにねじれる。(2016/5/14)


蕾は細長い。


花は次第に淡黄色になる。萼筒は細長い。




日当たりのよい所の葉は全縁で大きい。(2015/5/27)


日当たりの良くない所では葉が小さく、縁が少し波打ち、花が咲かない。(2016/7/18)


果実は細長い円柱形で湾曲し、2つが対になってつく。(2015/7/4)


(2015/7/4)




長さ15〜20センチの果実が割れると、冠毛のついた細長い種子が現れる。Photo by H. O. (1998/12/25)


茎に褐色の短毛が密生し、葉は対生する。(2016/7/18)




樹木などにからみつく。


高い所までよじ登る。 (2018/1/10)


古いつるは太くなる。 (2018/1/10)


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