コショウ
胡椒
双子葉、
コショウ科、
コショウ属、つる性。
用語説明
花期:夏 月〜月
つるの長さ:7〜8メートル
つるを長くのばしてからむ。
古いつるは木質化する。
巻きひげはないが、
膨らんだ節から根を出して他の木などにとりつく。
葉は長さ10〜20センチの尖った卵形で、互生する。
全縁の革質で光沢がある。
枝先や葉腋に多肉質の穂状花序を出し、
白い小さい花を咲かせる。花には萼も花弁もないが、芳香がある。
栽培されているのでは両性花であるが、野生種では雌雄異花である。
直径約5ミリの丸い核果ができ、緑→赤→黒と変色する。
黒胡椒(ブラックペッパー)は、
赤くなる直前の未熟な実をとって乾燥させたもので、
辛みと香りが強い。
白胡椒は、完熟した実をとり、
水に浸して果肉を取り除いて白い種子を取り出し、
乾燥させたもので、
辛みと香りが穏やかである。
古代ローマでは、コショウがインドから2年間かかって運ばれ、
同じ重さの銀の値段で取引されたと言われている。
インド原産。
赤い胡椒(ピンクペッパー)はウルシ科のコショウボクの実であり、
香辛料として使われるが、全く別種のもので、
アンデスの乾燥地帯原産である。
名前の似た
コショウノキ
は、ジンチョウゲ科の有毒植物で、食用とならない。
(2017/3/30)
葉は先の尖った卵形で、全縁の革質である。(2017/3/30)
(2017/3/30)
葉は互生する。
(2018/10/20)
肉質の花穂に白〜淡黄色の花が咲く。花被片はない。(2017/3/30)
(2019/11/16)
丸い核果ができる。(2017/3/30)
つるは木質化し、節ができる。(2017/3/30)
節から短い根が数本出る。
(2019/11/29)
節から出る根で他の植物などにとりつく。
(2019/11/29)
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