ウキヤガラ

浮矢柄

単子葉、 カヤツリグサ科、 ウキヤガラ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:0.7〜1.5メートル
別名:ヤガラ
地下に丸い根茎のある湿生植物で、 匐枝を地中で伸ばして、根塊を数珠つながりに作って群生する。 茎は太くて直立し、3稜がある。
葉は茎の下半分につき、幅0.5〜1センチの線形で、葉鞘がある。
茎先に葉状の長い苞を2〜4枚と、 短い花序枝が3〜8個ある散形花序をだし、 花序枝の先に長楕円形で褐色の小穂を1〜4個つける。 小穂には膜質で細毛のある鱗片がらせん状に並び、 先端から長い芒が出る。 雌性期のあとに雄性期がくる。 雌性期の柱頭は白く、雄性期の雄しべの葯は黄褐色である。
そう果は光沢のある倒卵形で3稜があり、刺し針が6個ある。
冬には枯れて茎が水に浮かぶ(ので浮矢柄)。

葉は線形で光沢がある。 (2015/5/6)


葉鞘がある。 (2015/5/6)


花径の先から長い葉状の苞が数本出て、それらに挟まれて小穂がのぞく。 (2016/5/5)


花径の先に10個近くの小穂が散形状に出る。 (2017/5/19)


花径には3稜がある。 (2018/5/19)


雌性期には、小穂から黄白色の柱頭がのびる。 (2017/6/6)


(2018/5/19)


雄性期の小穂は褐色となる。 (2018/6/19)


(2017/6/24)


小穂を覆う鱗片には芒がある。 (2017/6/24)


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