スイセン

水仙

単子葉、 ヒガンバナ科、 スイセン属、球根植物、冬緑、多年草。 用語説明
花期:冬〜春 12月〜4月
高さ:20〜40センチ
地中の鱗茎から晩秋に長さ20〜40センチの線形の葉を根生させる。 葉は粉白色を帯びた緑色で、やや厚い。
花茎は高さ20〜40センチで、やや柔らかく、中空である。
花茎の先に芳香のある白い花を5〜7個横向きに平開させる。 花被片は通常6枚ある。 花ののどの部分に黄色い杯状の副花冠をつける。 黄色い花もある。
夏から秋にかけて葉は枯れる。
古い時代に日本に渡来した花冠が白く副花冠の黄色い品種は、 ニホンスイセンと呼ばれる。 それは3倍体で、果実はできない。
1本の花茎に5個も6個も花の咲くものは、 フサザキスイセンと呼ばれる。 ニホンスイセンもフサザキスイセンの一種である。
蕾の大きな八重咲きのスイセンはフォンシオン(ヤエザキスイセン)と言われる品種である。
スイセンは有毒植物である。

(2007/2/11)


ニホンスイセン。白い花被片が6枚あり、副花冠が黄色い。雄しべは3個のようだが、奥にもう3個ある。


フサザキスイセン。(2017/4/2)


花は総状に咲き、葉は時計回りにねじれる。(2016/3/3)


葉はやや厚い。 (2015/2/14)


白いスイセンもある。 (2009/1/4)


副花冠の大きい品種。


ラッパスイセン(2007/3/6)


ラッパスイセンでは、雌しべのまわりに雄しべが束生している。 (2022/4/8)


ラッパスイセンなどは、1つの花茎に1つだけ咲く。(2017/3/30)


八重咲きのフォンシオンは大きな蕾が花茎に1つだけつく。(2017/2/28)


フォンシオンの花は八重咲き。(2017/2/28)


フォンシオン。副花冠、雄しべ、雌しべが花弁化したのではないかと思われる。 (2017/2/28)


(2009/3/25)


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