ショウブ

菖蒲

単子葉、 ショウブ科 (以前は サトイモ科)、 ショウブ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜7月 
高さ:50〜100センチ
水辺に生え、横ばいして分岐する根茎で群生する。
葉は長さ50〜100センチの剣形で、根生し、中脈が太い。
花径は形が葉に似ているが、葉とは異なって、 途中から淡褐色の肉穂花序を斜上させ、 その上に葉によく似た苞を花径より長くのばす。 円柱状の肉穂花序には、小さな黄緑色の両性花が密生し、 下から上へと咲いてゆく。 花被片は6個あるが、小さくてよく見えない。
果実は長さ約4ミリの倒卵形の液果で、 淡褐色で卵形の種子を数個含むが、 日本にある株はほとんど全部不稔で、果実は滅多にできない。

(2015/5/6)


剣形の葉が直立する。 (2018/6/19)


花径からは淡褐色の肉穂花序が斜上する。 肉穂までが花茎で、肉穂の上のは苞である。 (2018/6/24)


花後の肉穂。 (2018/9/24)


日本の株では肉穂に種子はほとんどできない。(中国などには種子のできるものがある。) (2018/9/24)


葉の基部は赤みを帯びる。(2015/5/6)


根茎が横にのびる。 (2018/6/24)


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