シラスゲ

白菅

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜6月
高さ:50〜70センチ
湿った明るい林内に生える。 地中で匐枝をのばしてふえる。 茎は角の鋭い3稜形で、上部はざらつく。
葉は幅0.5〜1センチの線形で互生し、緑白色で柔らかいが縁はざらつき、 葉裏は粉白色である。
茎先に雄性で長さ3〜6センチの線形で緑白色の頂小穂を1本つけ、 その下に雌性で長さ3〜6センチの円柱形で緑色の側小穂を数本つける。 側小穂は湾曲し、先に雄花が数個つくこともある。 小穂には柄がほとんどない。 側小穂の直下から長い苞葉が出る。
果胞は緑色の長さ約3ミリの狭卵形で、鱗片と胴長かそれより長く、 先はくちばし状にとがる。 熟すと太って黄緑色になる。

(2015/5/10)


雄性の頂小穂は線形。雌性の側小穂数本は円柱形で湾曲する。(2015/5/10)


葯は黄褐色。 (2015/5/10)


葉には縦筋があり、断面は平たいM字形。 (2015/5/10)


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