オモト

万年青

単子葉、 ユリ科、 オモト属、球根植物、常緑、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:15〜40センチ
水はけのよい半日日陰で育つ。 根茎は短くて太く、ひげ根がある。
葉は長さ15〜30センチの長楕円形で、 根元から左右に振り分けるように生え、厚くてかたく、つやがあり、 ふちが緩やかに波打ち、断面はU字形になる。
初夏に太い肉質の花茎を立て、 (トウモロコシの実のかわりに花が並んだような形で) 淡黄緑の花を円筒状に密集させる。 花被片は6枚あり、下で癒合している。 カタツムリやナメクジが花被片を食べて花粉を媒介させる蝸牛媒花である。
冬に球形の液果が赤く熟す。 中に入っている種子は黄白色で丸い。
葉の形や斑の入り方などの違いで、多くの園芸種がある。
根茎には毒がある。



葉は厚くてつやがあり、ゆるやかに波打つ。(2015/9/29)


根元から長楕円形の穂状花序が立ち上がる。(2017/6/6)


開きかけている花。(2015/5/25)


淡黄緑色の花が円筒状に密集して咲く。(2015/6/1)


果実ができはじめている。(2015/5/25)


丸い液果が赤く熟す。(2017/1/27)


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