オガルカヤ

雄刈萱

単子葉、 イネ科、 オガルカヤ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
高さ:0.6〜1メートル
はげ山などのやせ土地に株立ちし、 茎は細くてかたく、秋には赤褐色を帯びる。
葉は長さ15〜40センチの線形で、幅は3〜5ミリと細く、縁が外側へ軽く巻く。 葉の先近くがねじれたりすることがある。 葉舌は三角形で葉鞘は平滑である。
初秋に花茎をのばし、その節ごとにつく苞のわきから短い小枝を出し、 2つの総を左右に広げた形でつける。 その総は、柄のある雄性小穂と柄がなくて芒のある両性小穂で構成される。 すなわち、長い茎から短い枝が幾つか上向きに出て、 その枝ごとに小穂がびっしりついた短い総が左右に出ている形である。 花茎と小穂は赤褐色を帯びてゆき、葯は黒褐色である。 総をつけた小枝は茎からあまり離れないので、 各々の茎は横にはほとんど広がらず、高くのびる。
長さ3ミリ近くの淡褐色の種ができる。

(2015/10/28)


茎から出る小枝ごとに、小穂をびっしり付けた短い総が左右に広がる。 (2015/10/28)


総は短くて、柄がなくて芒のある両性小穂(左側)と柄があって芒のない雄性小穂(右側)が対となって並ぶ。
(柄の有無は総を分解しないとわかりにくい。) (2015/10/28)


総には、芒のある両性小穂と芒のない雄性小穂の対が2〜3組並ぶ。 (2015/10/28)


未熟な小穂は緑色。(2018/9/28)




小穂の密着した短い総がまばらに並ぶ。 (2016/10/2)


茎は横には広がらない。 (2016/10/2)


秋に茎と小穂が赤みを帯びる。 (2015/10/28)


(2015/10/28)


株立ちする。 (2018/6/29)


葉は線形で細い。


葉の縁が外側へ軽く巻く。


葉の先近くがねじれることがある。


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