ニンニク
大蒜
単子葉、
ユリ科、
ネギ属、冬緑、多年草。
用語説明
花期:春 5月
高さ:60センチ
葉は扁平な広線形であって、中空ではなく、
左右に互生する基部が鞘状に重なり合って茎のようになる。
葉が成長すると、地中で、
3〜6個の小鱗茎が集まって膜に包まれた球となったものができる。
5月ごろ、太い花径が直立して、
その先の散形花序に白〜淡紫色の小さい花が多数球状に集まって咲く。
花被片は6枚あり、蕾のときは花序が白い膜に包まれている。
ロシア産の一部の系統では刮ハができるが、それ以外の株では、
種子はほとんどできない。
茎の途中に小さいむかごが球状に集まったものができることがあり、
そのむかごを植えると小さい株ができるが、
栽培するときはすぐ大きくなるよう、秋に小鱗茎を植えることが多い。
(花をつけておくと鱗茎が大きくならないので、
鱗茎を育てる時は花を切る。)
また、花茎の先に花のかわりにむかごをつけることもある。
葉は夏に枯れて鱗茎が休眠する。
鱗茎は強い臭気をもつアリシンを含み、香辛料として利用される。
中央アジア原産。
葉の基部が鞘状に重なり合って茎のようになる。(2017/5/19)
花径の先にできたむかごか?(2015/12/4)
単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る