ネギ



単子葉、 ユリ科、 ネギ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:70〜80センチ
球のような根茎は持たず、多数のひげ根がある。
葉は互生し、中空で先がとがり、基部が重なり合って茎のようになり、 地上部は緑色であるが地中に入っている部分は白い。 土寄せして白い部分を長くしたネブカネギをつくる。
(本当の茎は根のすぐ上の部分で、 茎のように見える細長い円柱部分は葉鞘の重なり合ったものである。 また、葉は単面葉であって葉裏の性質しか持たず、 中空の葉の外側も葉裏である。)
葉は秋から冬にかけて生育し、 晩春から初夏にかけて中空の花茎をのばし、 その先に 200〜300個の白緑色で鐘形をした6弁花が散形状(球状)に咲き、 ねぎぼうずとなる。 蕾が開く前は花序が薄い膜(総苞)で覆われている。
刺激臭がある。
果実は刮ハで、薄い果皮が3裂すると、 黒い種子が現れる。
中国原産。 (日本には8世紀かそれ以前に渡ってきたようである。 ヨーロッパには16世紀かそれ以前に渡ったと言われる。)



ねぎぼうず。


蕾は白くて薄い総苞に覆われており、それが裂けて花が現れる。 (2013/5/1)


葉の基部が重なり合って、茎のようになる。(2013/5/1)


土寄せして葉鞘の白い部分が長くなるようにする。(2012/10/16)


白い部分を長くするには、畝を高くしなければならない。(2022/10/19)


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