マコモ

真菰

単子葉、 イネ科、 マコモ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:1〜2メートル
沼や河口などで、泥の中を這う太い根茎で群落をつくる。 茎は円柱状で、直径約2センチと太い。
葉は幅2〜3センチ、長さ50〜100センチの広線形で互生し、 緑白色であり、茎の下の方につき、縁はざらつく。 葉の下部は葉鞘となって茎をいだく。 葉舌は白くて長さ1〜1.5センチある。
茎先から長さ40〜60センチの大きな円錐花序を直立させ、 花軸から細い枝を何段にも出し、 枝の上部に黄緑色の雌小穂、下部に紫色の雄小穂をつける。 各小穂には花が1つしかない。雌小穂には長い芒がある。
果実は長さ約1センチの細長い穎果で、褐色である。
黒穂菌が寄生することがあり、 それによって肥大した新芽はタケノコのような食感で、 マコモダケとして食用になる。黒穂菌の胞子は黛として利用された。



水辺に群生する。(2015/5/10)


高さ2メートルぐらいまでのびる。(2015/5/10)


葉は広線形で先が鋭く尖る。 (2018/10/2)


茎は太い。(2017/6/6)


葉の下部は葉鞘となって茎を抱く。 (2018/10/16)


葉は互生状に重なり合って出る。 (2018/10/2)


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