クサイ
草藺
単子葉、
イグサ科、
イグサ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 6月〜9月
高さ:30〜50センチ
茎は細くて直立し、踏みあとなどに叢生する。
葉は扁平で細く、直立し、上部は縁が巻いていて針のように見え、
下部は鞘になって茎をとりまいている。
基部に葉耳がある。
茎先の集散花序に被針形の花被片をもつ黄緑色の小さい花を多数つける。
苞葉が数枚あり、下の苞葉は花序より長い。
花被片は、内側に3枚、外側に3枚あり、
雌しべの柱頭は羽状になっている。
刮ハは緑褐色の卵状楕円形で、光沢があり、花被片が残っている。
熟した刮ハに雨があたると、水分で膨張して刮ハがはじけ、
粘液に包まれた種子が出て、動物の足などについて広がる。
(2009/6/9)
葉は扁平で細い。
花。(2012/7/7)
雌しべの柱頭は3本に分かれ、綿毛が生えている。(2012/7/7)
花被片は披針形で、縁は膜質で白い。(2015/7/11)
未熟の果実。丸くて柱頭が残っている。
刮ハには披針形の花被片も残っている。(2009/5/23)
(2009/6/9)
熟した果実。(2010/7/10)
(2015/7/11)
裂開した刮ハ。(2014/8/16)
種子は黄褐色の米粒状で、粘液に包まれている。(2010/7/10)
茎は細く、叢生する。
単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る