クログワイ
黒慈姑
単子葉、
カヤツリグサ科、
ハリイ属、湿生、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:40〜80センチ
湿地の泥の中に地下茎をのばして、
緑色で艶のある直径3〜4ミリの花径を次々と直立させる。
花径は中空で柔らかく、1センチ弱の間隔で仕切りの壁がある。
葉は花径の根元の鞘となっていて、葉身は退化している。
花径の先に花径と同じ太さの小穂がのびて、
濃緑色の鱗片に包まれた花が多数咲き、
白い糸状付属物が並ぶ。
褐色で倒卵形のそう果ができる。
晩秋に匍匐枝の先にクワイのような小さな黒い芋(塊茎)をつける。
この芋が発芽すると新しい個体ができる。
ホタルイと似ているが、花径に節のある点が異なる。
泥中の塊茎でふえるので、厄介な水田雑草となっている。
(2015/10/8)
花径は緑色で艶がある。(2015/10/8)
斜めになった花径を見ると、節のあるのがわかる。(2015/10/8)
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