カヤツリグサ

蚊帳吊草

単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:20〜60センチ
茎は中実で束生して直立し、滑らかで、断面は3角形をなし、緑色で、 ちぎれにくいが、節がなくて縦には楽に裂ける。
葉は幅2〜3ミリの線形で、根本から1〜3枚出ており、基部は葉鞘となる。
茎先に葉と同形の苞が3〜4枚つくとともに、 小穂がブラシ状に集まってつき、その間から 5〜10本の花序枝が散開し、 その先に小穂がブラシ状に束生したものが3本ぐらいつく (花序枝が3分岐する)。花序枝には翼がある。
小穂は長さ0.7〜1.2センチの線形で黄褐色であり、 小花が斜め2列に互生するように並んでつく。 花は雌しべが雄しべで取り囲まれた形で、 広倒卵形の鱗片で覆われている。
果実は3稜のある倒卵形のそう果で、褐色でつやがある。

(2015/9/23)


各小穂に米粒形の鱗片が左右2列に並んでつく。


種子は卵形で、鱗片に包まれている。(2016/12/2)


直立する茎先から花序枝が数本散開する。熟すにつれて果穂は黄褐色になる。


花序枝展開前の茎先。果穂はまだ淡緑色である。(2010/9/18)


花序枝には狭い翼がある。(2010/9/18)


茎が数本束生し、各茎に線形の葉が数本つく。(2015/9/23)


葉の基部は葉鞘となる。(2009/9/20)


茎先に展開する苞は、葉より長いぐらいである。 (2016/12/2)


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