カワラスゲ

河原菅

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:20〜50センチ
短い匐枝で叢生し、 半日陰の湿った所に群落をつくる。 踏みつけにも少し耐える。 茎は3稜形で、やや細くて柔らかく、滑らかである。
葉は幅3〜6ミリの線形で互生し、柔らかくて基部は葉鞘となり、 裏は粉白色である。 根元の葉は赤みをおびた葉鞘だけに退化している。
茎先から4〜6個の淡緑色の小穂が少しずつ間をおいてつき、 長い柄の先に弓なりに垂れ下がる。
頂小穂は長さ2〜4センチで細長く、雄性であるか、 または先端に雌花が少しあってあとは雄花となっている形である。 側小穂は雌性で、長さ3〜7センチ、幅約3ミリの細長い円柱形で、 果胞が密にならび、雌花の鱗片は白っぽくて先に短い芒がある。
果胞は長さ約3ミリの卵形で、滑らかである。 果実は扁平な楕円形のそう果で、先に突起がある。

(2010/5/27)


頂小穂は雄性、側小穂は雌性。


頂小穂の先の太い部分は雌花で、その下の細い部分は雄花、 側小穂は雌花ばかり。




果苞は卵形で柱頭は2個ある。葯は淡褐色。 (2011/4/28)


線形でや柔らかい葉が束生し、基部は葉鞘となる。


葉鞘が何重にもなって茎を包む。(2017/4/18)


(2015/4/26)


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