カタクリ
片栗
単子葉、
ユリ科、
カタクリ属、球根植物、多年草。
用語説明
花期:春〜夏 4月〜5月
高さ:15センチぐらい
別名:カタカゴ
広葉樹林の林床に楕円形の鱗茎で群生する。
3月〜4月に葉が出るが、樹林の葉が茂る5月上旬には地上部は枯れてしまう。
発芽1年目は細いひも状の葉が出て、
2年から7〜8年の間は卵状楕円形の葉が1枚出るだけであり、
鹿の子模様のある幅の広い葉が2枚根元から平開するようになってから花をつける。
葉は葉身が長さ4〜5センチとなり、縁が少し波打つ。
春に花茎を直立させ、
先端から薄紫色の6弁花を1個下向きに咲かせる。
花被片は長さ4=5センチあり、先がとがって少し反り返る。
雄しべは6本ある。日が差さないと花は開かない。
果実は3稜のある楕円形の刮ハで、3つに割れると、
淡褐色の小さい米粒状の種子が多数現れる。
それらには、アリの好むエライオソームがついている。
果実は、葉が枯れた頃(樹木の葉がよく茂った頃)に大きくなる。
昔は鱗茎から片栗粉をとっていたが、
今の片栗粉はジャガイモから作る。
葉に鹿の子模様があり、縁が少し波打つ。
葯は黒紫色、花柱は3浅裂し、その裂片がさらに2浅裂する。(2017/4/2)
(2016/3/16)
葉に鹿の子模様がある。(2016/3/16)
1つの株から花茎が2本出ることもある。(2017/3/30)
果実には3稜がある。(2015/5/6)
果実は葉が枯れた頃に大きくなる。
(2015/5/6)
葉が1枚だけ出ることが7〜8年続いたあと、葉が2枚出るようになると、やっと花が咲く。
(2016/3/16)
次のは西洋カタクリ(エリスロニウム)で、鹿の子模様が薄く、花は黄色いことが多い。
(2017/3/30)
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