カサスゲ

笠菅

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜7月
高さ:0.4〜1メートル
別名:ミノスゲ(簑菅)
湿地に生える。 太い根茎があり、匐枝を地中でのばして群生する。
茎は太くて3稜があり、直立する。
葉は根生し、幅4〜8ミリの線形でかたくて強く、基部に紫褐色の葉鞘がある。 断面はひしゃげたM字形〜V字形となる。
茎先の長さ4〜7センチの棒状の小穂は雄性で、茶褐色をおびる。 4〜7個ある側小穂は長さ3〜10センチの円柱形で雌性であり、 赤褐色を帯びた鱗片があり、先に雄花が数個つくこともある。
果胞は長さ3〜4ミリの小さな楕円状の粒で、あまり膨らまず、 先が嘴状にとがって外側へ曲がる。
昔は葉を笠や蓑などを作るのに使った。

(2018/10/2)


葉の断面はひしゃげたM字形〜V字形となる。 (2018/10/2)


(2017/11/9)


葉は根生する。(2017/11/9)


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