カンガレイ

寒枯藺

単子葉、 カヤツリグサ科、 ホタルイ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
高さ:0.5〜1.2メートル
沼や河原などに生える。
茎には鈍い3稜があり、濃緑色で、叢生して大きな株をつくる。
葉は葉鞘だけに退化している。
花茎の先に長さ3〜7センチの苞が1枚直立ないし斜上し、その脇に 4〜10個の柄のない卵形の小穂が頭状にかたまってつく。 苞は3稜形なので、直立すると、穂が茎の途中に横向きについて いるように見える。
小穂ははじめは雌性で鱗片の間から2本の白い柱頭をのばす。 柱頭がしおれて褐色になると、葯がのびて小穂は雄性となる。
そう果は扁平な広倒卵形で3稜があり、黒褐色で光沢がある。
冬に枯れたあとも茎が立っている。



3稜のある茎に、柄のない卵形の小穂が頭状に数個かたまってつく。 (2018/6/29)


雌性期の小穂は白い柱頭をのばす。 (2018/9/28)


雄性期の小穂は黄褐色の花粉を出す。 (2018/6/29)


果期の小穂は灰褐色となる。 (2018/10/21)


叢生する。


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