ジンジャー
単子葉、
ショウガ科、
シュクシャ属、夏緑、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
高さ:1〜2メートル
別名:シュクシャ、ハナシュクシャ
根茎から丈夫な偽茎が直立する。
暑さに強いが寒さには弱い。
葉は長さ20〜60センチの狭楕円形で左右2列に互生し、裏面に軟毛がある。
茎先に長さ15〜30センチの穂状花序をのばし、
芳香のある白い花を咲かせる。
萼は緑色で、花冠筒部は長さ5〜8センチある。
唇弁状のものは長さ5センチぐらいで、
上向きと左向き、右向きの3枚ある。
上向きのは幅広で中裂し、左向きと右向きのは幅が少し狭くて、
左下向きと右下向きに広がる。
ショウガ科の花の構造は複雑である。
外花被片は3枚が合着して筒形となっており、
内花被片3枚は基部が融合しているが、
先の方は上向きのものと左向きのもの、右向きのものの3つに分かれる。
いずれも唇状となる。
雄しべは、花弁状になることや雌しべと融合することもある。
具体的なことは種ごとに少し異なる。
1日花であるが蕾が何段も重なっていて、次々と咲く。
ペデキウム・コロナリウムという品種では、花から香水を得る。
ほとんど結実しない。
インド、マレー原産。
背丈よりも高くなる。(2015/9/20)
花には唇が3枚あり、
中裂した幅広の唇の左右に幅の狭いのが斜め下向きに広がる。
(2008/9/10)
(2015/9/29)
花後。花の基部がふくらむが、ほとんど結実しない。
多くの蕾が咲く準備をしている。
(2019/11/17)
葉は左右に互生する。(2017/10/18)
茎は多数の葉鞘が巻いて茎のようになった偽茎である。
根茎で増える。
(2018/10/20)
ペディキウム・コロナリウム(白色ジンジャー)。(2016/9/28)
ペディキウム・コロナリウム(都立薬用植物園)。(2022/10/20)
ペディキウム・コロナリウム。雌しべが長い。(2022/10/20)
ペディキウム・コロナリウム。ほとんど結実しない。(2022/10/20)
ペディキウム・コロナリウム。
(2019/11/17)
ジンジャー・リリー。
(2008/9/28)
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