ヒメクグ

姫莎草

単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:5〜20センチ
地中に茶色の鞘に包まれた根茎をのばし、節から茎を出して 群生する。
葉は幅2〜3ミリの線形で柔らかく、根生し、 黄緑色で光沢がある。 地面に横に広がった葉は、花期には枯れる。 葉の縁と裏に毛があって、根元向きにしごくとざらつく。
花茎は3稜があって直立し、緑色で光沢がある。
茎先に長い葉のような苞が2〜3枚と、緑色の小穂が集まった球形の花序 が1つつく。苞は光沢があって横にのびる。 小穂は長さ3ミリぐらいの扁平で縁が緑色の披針形で、 先がとがっているので、花序は緑色の小さいイガグリに似ている。
そう果は長さ1ミリ強のやや扁平なイチジク形をしている。



花序は小さいイガグリ状。


柱頭は白くて先が2裂する。葯は黄色い。 (2018/9/30)


葉のような長い苞がある。






個々のそう果はイチジク形。 (2018/9/30)


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