ヒゴクサ
肥後草
単子葉、
カヤツリグサ科、
スゲ属、多年草。
用語説明
花期:春〜夏 4月〜6月
高さ:20〜40センチ
細い根茎をのばしてややまばらに叢生する。
茎は束生し、角の丸い3稜形でざらつく。
葉は幅2.5〜4ミリの線形で互生し、柔らかく、黄褐色の葉鞘があり、
葉裏は少し粉白色を帯びる。
直立する花茎の上部に細い柄のついた小穂を2〜4個つける。
頂小穂は雄性で長さ1.5〜3センチの線形で、細い。
側小穂は雌性で、長さ1〜2センチ、太さ6〜7ミリの長楕円形で、
花期には細くて直立しているが、果期には果胞が密生し、
下を向いてぶらさがる。
花期には、雄小穂は褐色の花糸に包まれ、
雌小穂は白い花糸に包まれる。
果胞は長さ3.5ミリぐらいのとっくり状で、
上部は次第に細くなって細長いくちばし状となり、
柱頭が褐色になって果期まで残る。
そう果は黄褐色の楕円形で突起がある。
(2009/5/23)
細く立っているのは雄性小穂、その下の太いのは雌性小穂。(2013/5/11)
雄小穂には褐色の花糸、雌小穂には白い花糸が出ている。(2013/5/3)
(2009/5/23)
雌性小穂が果実となって垂れ下がる。(2013/5/11)
葉は線形で互生する。
(2018/5/1)
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