ハマオモト

浜万年青

単子葉、 ヒガンバナ科、 ハマオモト属、球根植物、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:50〜80センチ(花径)
別名:ハマユウ(浜木綿)
暖地の砂浜などに生える。
茎のように見えるのは、葉の基部が筒状に重なった偽茎であり、 地下に鱗茎がある。
葉は互生し、長さ30〜70センチ、幅4〜10センチと大きく、先がとがり、 基部は偽茎を鞘状に包む。 葉は厚くて光沢があり、縁がやや波打つ。
夏に偽茎の真ん中から太い花径が立ち上がり、 苞に包まれた花序を出し、 苞が2つに割れると、筒形の白い花が散形状に多数咲く。 6枚の線形の花被片は7〜8.5センチと長く、 反り返って垂れ下がる。 花は夕方咲き始め、夜に強い芳香をはなち、蛾を呼び寄せる。 長い雄しべが6本立ち上がる。
受粉すると、花筒部分が膨らんで、 直径約3センチの球形で突起が1本ある刮ハとなり、 それらが頭状に集まる。 熟すと刮ハが割れて、直径2〜3センチの灰白色の種子が現れる。 種子は水に浮いて何か月も漂流することができる。
有毒植物。

(2017/6/29)


大きな白い花の花冠は6裂し、雄しべは6本ある。 (2018/6/24)


蕾は苞に包まれている。 (2018/6/24)


(2017/6/29)


葉は大きくて、基部は白くなって偽茎を鞘状に包む。(2015/6/1)


葉は線形で長く、角度を変えながら対生するように出てくる。 (2021/10/23)


(2017/6/29)


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