ゴウソ

郷麻

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:40〜70センチ
短い匐枝で株をつくる。 茎は角の丸い3稜形で細く、上部はざらつく。
葉は根出し、幅4〜6ミリの線形で、裏が粉白色をおびる。 根元の葉は葉鞘だけに退化している。
花茎は鈍い3稜をもち、やや細い。 花茎から2〜4個の小穂が糸のように細い柄の先に垂れ下がる。 小穂の下からは葉状の苞が出る。
頂小穂は雄性で長さ2〜4センチで細長く、褐色である。 側小穂は雌性で長さ1.5〜3.5センチの太い円柱形であり、緑色である。
果胞は長さ3.5〜4.5ミリの卵形で、細かい突起が密生し、 白っぽく見える。 果実は扁平な丸いそう果で、小さく、突起がある。



太い穂が雌性、細い穂が雄性。


雌性小穂は実ると太くなり、雌鱗片が褐色となって紋がはっきりする。


葉は線形。表から見ると主脈が少しへこんでいることがある。 (2009/4/29)


匐枝で大きい株を作る。




花粉が出ている。(2016/5/14)


葯は淡褐色。(2017/5/9)


柱頭の先は2裂する。 (2017/5/9)


雌小穂では雌鱗片の先が短い芒となる。 (2015/5/16)


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