チヂミザサ

縮み笹

単子葉、 イネ科、 チヂミザサ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:10〜30センチ
別名:ケチヂミザサ、コチヂミザサ
茎は枝分かれしながら地をはう。
葉は先のとがった長さ3〜7センチの広被針形で、互生し、 笹の葉に似ているが、縁が縮れている。
茎先に長さ5〜15センチの花穂を立て、 横向きのごく短い枝をまばらに出して、小穂を数個つける。 小穂は先のとがった狭卵形で、 短い軟毛と3本ぐらいの長い芒がある。 芒は紫褐色をしている。
果実は穎果で、長い芒が目立つ。 熟すと芒から粘液が出て、果実が動物などにくっつく。
花序の軸に毛の多いものをケチヂミザサ、
花序の軸に毛のないものをコチヂミザサ
という。

ケチヂミザサ(花軸に毛が多い)。


ケチヂミザサ。花穂に互生状に小穂をつける。小穂には長い芒がある。


葉は広線形で互生し、縁は波打ち、葉鞘に白毛がある。 (2018/9/24)


茎の基部は地を這って分枝する。(2015/10/8)


小穂は花軸から出るごく短い枝に1〜3個ずつつく。


花は白い。(2015/10/3)


花柱はブラシ状で白い。葯は淡黄色。 (2018/9/24)


花茎は波打つ。


穎果は長い芒をもつ。苞穎は2枚あり、芒の一番長いのを第1苞穎という。 (2010/10/10)


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