アゼナルコ

畔鳴子

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:40〜80センチ
根茎は短いが叢生する。 茎は角のとがった3稜形で直立し、上部はざらつく。
葉は幅0.4〜1センチの線形で互生して立ち上がり、黄緑色でややかたく、 基部は黄緑色の葉鞘となっている。 根元の葉は茶褐色の葉鞘だけに退化している。
茎先から、細い柄のついた円柱状で淡緑色の小穂が、4〜6個、 数段に分かれてぶら下がる。 小穂の付け根付近からは葉状の苞が出る。 頂小穂では先に太い雌花、元に細い雄花がつき、 ほかの小穂では太い雌花だけがつく。 雌花の鱗片の先には長い芒がある。
果胞は扁平な広卵形で、細かい突起がある。
そう果は長さ1.5〜2ミリの倒卵形である。

小穂が鳴子のようにぶらさがる。 (2009/5/19)


穂の太い部分が雌花、細い部分が雄花。 (2009/5/19)


小穂の付け根付近には葉状の苞もある。雄花があるのは頂小穂のみ。 (2009/5/13)


葉は黄緑色でややかたい。 (2012/5/12)


6月頃になると、葉が黄色くなり始める。(2022/6/13)


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