アオガヤツリ

青蚊帳吊

単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:10〜30センチ
茎が束生し、放射状に斜上することが多い。
葉は根元がら数枚出て、その基部は 褐色か赤紫色を帯びた葉鞘となっている。 葉は幅1〜2ミリと細く、淡緑色の線形で、柔らかい。
茎の断面は3角形で表面はなめらかであり、 頂に葉と同形の淡緑色の苞が2〜3枚つき、 その中央に緑色の小穂が直径1.5〜2.5センチの頭状に集まってつく。 茎先から数本の短い花序枝を出し、 その先にも苞と頭状に集まった小穂を分花序としてつけることも多い。
小穂は長さ3〜7ミリの扁平な被針形で、中に小花が2列に並んでいる。
3稜のある卵状楕円形のそう果がつき、茶褐色に熟すが、 花も果実も緑色である期間が長い(のでアオガヤツリ)。 そう果が集まって披針形の小穂となり、それがさらに 頭状に集まって枝先につく。



茎が束生し、花序の基部に葉状の長い苞が数枚横に広がる。 (2015/9/20)




花序枝の先にも小穂をつける。小穂は扁平な披針形。


小穂が苞の間に頭状に集まってつく。(2015/9/20)


葉は線形で根生し、葉鞘が筒状となる。(イネのように茎から互生はしない。)(2015/9/20)


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