アブラガヤ

油茅

単子葉、 カヤツリグサ科、 ホタルイ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:1〜1.5メートル
湿地を好む。 太い根茎があって、茎は叢生する。 茎は角が少し丸くなった3稜形で、太くてかたく、 5〜8個の節があり、そこから葉が出る。
根生葉と茎葉がある。 葉は幅0.5〜1.5センチの線形で、厚くて光沢のある緑色で、 葉鞘が茎をつつむ。 葉の断面は丸みを持った逆W形であり、縁はざらつく。
茎の先や上部の葉腋から円錐花序を出し、 花軸が数回枝分かれし、 褐色の油くさい小穂を多数つける。 花序の下には長い苞がある。
小穂は楕円形で1〜5個ずつまとまってつき、 螺旋状にならんだ鱗片で覆われている。
そう果は3稜のある淡褐色の楕円形で、長さ約1ミリと小さい。

(2009/9/16)


円錐花序の下に長い苞がある。 (2018/10/2)


茎先から花序枝が数本出て、その先がさらに分枝する。 (2009/8/13)


葉は線形。(2017/9/30)


葉の断面は逆W形。 (2018/10/2)


小穂は褐色。


小穂は楕円形で1〜5個ずつまとまってつく。(2009/8/13)


小穂は螺旋状にならんだ褐色の鱗片で覆われる。(2009/8/13)




湿地を好む。




葉鞘が茎を包み、葉は互生する。 (2018/9/22)


茎は叢生する。 (2017/11/7)


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