ナギイカダ

梛筏

単子葉、 ユリ科、 ナギイカダ属、常緑、低木。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:20〜90センチ
幹が叢生し、枝が密生して、丸い樹形となる。 枝には隆起した筋が何本もある。
葉のように見えるのは末端の枝が葉のような形に変化した葉状枝であり、 対生し、長さ1.5〜3.5センチの卵形で、厚くてかたく、 先が針のようにとがる。 主脈にあたる部分が裏に少し隆起する。 本当の葉は鱗片状に退化していて目立たない。
雌雄異株で、葉状枝の中央部に秋に蕾をつけ、 翌春に帯白色の小さい6弁花を1個咲かせる。花被片のうち、 外側の3枚は楕円形で大きく、内側の3枚は披針形で小さい。
葉状枝の上に、直径1センチぐらいの球形の液果をつけ、 秋に赤橙色に熟す。
地中海沿岸原産で、乾燥に強い。



枝が葉のような形になった葉状枝。厚くて先が棘状になる。


葉状枝の上に赤い液果がつく。枝には筋がある。


葉状枝の上に小さい6弁花が咲く。


花被片のうち、外側の3枚は楕円形で、内側の3枚は披針形。


果実が育ち始めている。(2015/9/29)


熟した果実。(2017/4/13)


葉状枝が密生する。




幹は叢生する。枯れると白くなる。 (2018/1/10)


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