アズマネザサ
東根笹
単子葉、
イネ科、
メダケ属。
用語説明
高さ:3〜4メートル
地下茎で群生する。
棹(さお)は直径2センチぐらいで高さ3メートル以上にのび、
緑色であるが、紫褐色を帯びるものもある。
踏みつけられたものは高さ20センチぐらいであったりする。
節からは枝が3〜7本出て、それらがさらに小枝に分かれてゆく。
1つの棹は4年ぐらいで枯れる。
葉は長さ15〜25センチの被針形で、先が次第に細くなり、無毛で、
枝先に2〜7枚が互生する(先端では間がつまって扇状になる)。
1つの葉の寿命は1年ぐらいで、春と秋に一部落葉する。
竹は数十年に1度しか花が咲かないと言われるが、
アズマネザサはもっと短い間隔で花をつけるようであり、
頻繁に草刈される所では、毎年のようにちらほら花をつける群落もあるようである。
ただし、群生しているものが全部一斉に花を咲かせることは滅多にないようである。
4月頃、茎先に小花が4〜12個集まって小穂を作り、
それが数個互生して穂をつくる。
葯はイネの葯に似ている。
果実はイネの籾に似ているが、少し大きい。
種子もイネの米粒に似ているが、稔るまでに至らないものが多い。
棹は釣り竿や篭作りなど、様々な用途がある。
タケとササの違い:
タケ:茎がのびると皮が剥がれる。1つの節から枝が2本出る。
ササ:茎がのびても皮が(劣化するまで)残る。1つの節から枝が5本も6本も出る。
3メートル以上にのびる。
(2014/5/9)
密生して他の植物を圧倒する。
(2018/1/12)
棹は太くて丈夫。成長しても皮が残っている。
(2018/1/12)
一カ所から枝が5本も6本も出る。
(2014/5/9)
披針形の葉が互生する。(2017/9/21)
(2017/9/21)
イネに似た穂が出ることがある。葉は互生する。
花弁はなく、花糸は糸状で、淡黄緑色の雄しべが3個ある。
(2014/4/12)
穂が出るのは短く刈込みされた後などのことが多い。
(2015/5/16)
葉に光沢がある。(2016/6/13)
一つの株では一斉に花が咲くこともある。(2016/4/29)
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