シュウメイギク

秋明菊

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 イチリンソウ属、多年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:50〜80センチ
地中で匐枝をのばして群生する。
根生葉は毛の密生した長い柄をもち、3出複葉で、 小葉は3〜5裂し、鋸歯がある。 茎葉は柄が短いかほとんどない3出複葉で、 2〜3輪生し、上部のものは小さい。
茎先から細長い花茎を輪生状にのばし、 その先に直径約5センチの花を1個つける。 萼片は、外側のものは淡緑色であるが、 内側のは紅紫色または白色で、花弁のように見えるが、 花弁はない。 赤い花は八重咲きで花弁状の萼片が約30枚あるが、 白い花は一重咲きで萼片は6枚程度と少ない。
果実は丸くてツブツブの突起がある。 八重咲きの果実はほとんど実らないが、 一重咲きのは実ることがあり、 そのときはツブツブがゴマ粒状の種になり、 それに毛玉状に絡んだ白い綿毛がはみ出してきて、風で飛ぶ。
有毒である。
中国原産であるが、古い時代から日本で育っている。



細長い花径を輪生状に出して、花弁状萼片を持つ花をつける。


蕾は丸くて萼に毛がある。(2016/10/2)


白い花では花弁状萼片は少ない。(2016/10/20)


赤い花では、花弁状萼片が多い(約30枚)。(2015/10/8)


裏から見た花。5枚の萼片が花を支えている。(2022/10/29)


枝も輪生状に出る。 (2016/10/4)


花後に果実らしいものができはじめるが、実ることは少ない。(2016/10/20)


(2019/11/17)


葉は3出複葉で、根生葉は柄が長いが、茎葉では柄がほとんどない。


茎では、3出複葉が2〜3輪生する。(2017/10/3)


3出複葉の小葉は3〜5裂し、鋸歯がある。(2015/6/15)


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