ナベナ

鍋菜

双子葉、離弁花、 マツムシソウ科 、 ナベナ属、2年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:1メートル以上
茎は直立して、対生状によく分枝し、棘状の剛毛がある。
柄の長い葉が対生し、葉身は羽状に深く切れ込んで鋸歯があり、 頂裂片が他よりうんと大きく、先が尖る。
(奇数羽状複葉のようにも見えるが、 裂片を複葉の小葉とみなすには独立性が不完全で、 裂片には葉柄のようなものがついているものといないものがある。)
枝先に直径約2センチの丸い頭花がつく。 頭花には花床から突き出した尖った長さ約8ミリの鱗片が栗のイガ状に生え、 その鱗片ごとに筒形で淡紅紫色の小花が咲き、 小花の先は4裂し、雄しべが4本突き出る。 雄しべの葯は暗紫色で、1本ある雌しべの花柱は白い。 小花は頭花の頂部分から下の方へと咲き進む。
頭花の基部からは線形の長い総苞片が6枚ほど出て、 蕾のときは平開しているが、開花すると反り返って垂れ下がる。
そう果は長さ約6ミリで、球状に集まっている。 果期にもイガ状の鱗片が残っているので、 果実は全体として針山のようになる。


(2017/6/3)


葉は羽状に切れ込み、鋸歯がある。(2017/4/22)


茎は高く直立する。(2017/7/29)


葉腋から枝が出る。(2017/7/29)


茎には棘状の剛毛がある。(2017/7/29)


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