ヒトリシズカ

一人静

双子葉、離弁花、 センリョウ科、 センリョウ属、多年草。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:10〜30センチ
林内に群生する多年草で、茎は直立し、初めは赤みを帯びる。 下部の節には鱗片状の葉がつく。
茎の上部に濃緑色で光沢のある葉が輪生状に 十字対生する。葉は初めは暗赤色であるが、展開すると緑色になる。 葉身は長さ4〜10センチの楕円形〜卵状楕円形で、 先がとがり、鋭い鋸歯がある。
葉がまだのびきらないうちに、 茎先から花穂が1本(まれに2本)直立する。 花には花弁も萼もなく、雄しべは長い花糸をもち、 花穂が白いビン洗いブラシのように見える。 黄緑色の小さい丸い雌しべの腋に白い3本の雄しべがあり、 外側の雄しべの基部に黄色い葯がある。
長さ2.5〜3ミリのゆがんだ広卵形の核果ができる。



花は白いブラシ状。 (2011/4/5)


白い雄しべが3本ずつ生え、その腋に丸い黄緑色の雌しべがある。
外側の雄しべの基部に黄色い楕円形の葯がある。 (2011/4/5)


葉は先が少し尖った楕円形で、鋭鋸歯がある。 (2018/6/19)


果実ができつつある。 (2017/3/30)


緑色の核果が穂状に並ぶ。 (2014/4/24)


核果はカニの目のような形で小さい。 (2014/4/24)


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