フクジュソウ

福寿草

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 フクジュソウ属、多年草。 用語説明
花期:冬〜春 2月〜5月
高さ:10〜25センチ
別名:ガンジツソウ
根茎が太く、地中で枝分かれする。 茎は直立し、太い。
葉は互生し、ニンジンの葉のように、3〜4回羽状深裂し、小裂片は広卵形で、 深裂片は線状被針形となる。
早春に直径3〜4センチの光沢のある黄色い花を咲かせる。 花弁は10〜20枚もある。 花は日があたると開き、かげると閉じる。 はじめは短い茎の上に1つ咲いているが、次第に茎や葉がのびていくつかの花が 咲くようになる。
花後には茎や葉が大きくのびて、枝先に果実ができる。 果実は突起状の柱頭がついたそう果が集まったもので、 始めは金平糖状であるが、 個々のそう果の基部が丸くふくらみ、 全体として丸いそう果が楕円状に集まった果実となる。 個々のそう果の基部には、 アリの好む小さな白い物質(エライオソーム)がついている。
夏には地上部は枯れる。
根と茎は有毒である。



花は黄色で花弁に光沢がある。(2011/2/21)


雄しべ、雌しべが沢山ある。(2017/3/10)


蕾。小さくて突起のあるのは果実。(2016/3/16)


蕾(左)と黄色い花(中央)と未熟な果実(上)。 (2017/3/10)


葉は3〜4回羽状深裂し、裂片がさらに裂ける。(2016/4/15)


果実ははじめ金平糖のようであるが、実ると丸いそう果が楕円状に集まったものとなる。(2009/4/8)


未熟な果実。 (2011/4/7)


(2016/4/29)


実ったそう果。 (2009/3/30)


そう果には、花柱が残り、毛がある。 (2009/3/30)


茎は赤みを帯びて根際で分枝し、葉柄が長い。(2017/3/10)


(2009/4/8)


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